外付けHDDは、データのバックアップや大容量ファイルの保存に非常に便利なデバイスです。
しかしその便利さ故につけっぱなしにしてしまうことも多いのではないでしょうか。

付けたり消したりは正直めんどくさいよね
この習慣がHDDの故障率の増加や寿命に悪影響を与える可能性があります。
写真やデータの保存を目的とした場合は使用時以外は電源のOFFが推奨されます。
この記事では、外付けHDDをつけっぱなしにすることで生じるリスクと、その対策について詳しく解説します。


外付けHDDをつけっぱなしにするリスク


外付けHDDは、精密な部品で構成された精密機器です。
つけっぱなしにすることで、以下のようなリスクがあります。
熱の蓄積
外付けHDDは動作中に熱を発します。
つけっぱなしにしていると放熱が追いつかず、HDD内部の温度が上昇し続けることがあります。
高温環境はHDDの寿命を縮める大きな要因であり、データ損失のリスクも高まります。
磁気ヘッドの摩耗
HDDは磁気ヘッドがディスク上を読み書きする仕組みです。
長時間の稼働はこの磁気ヘッドに負担をかけ、摩耗が進む恐れがあります。
この摩耗は、読み書きエラーやHDDの故障を招く原因となります。
予期せぬ故障のリスク増加
HDDは、使用時間の長さに比例して故障率が高くなる傾向があります。
つけっぱなしにすることで、単純に使用時間が長くなるため、故障のリスクも増加します。
電気代の無駄
つけっぱなしにすると、たとえデータの読み書きをしていない状態でも電力を消費し続けます。
これは無駄な電気代の消費に繋がります。
外付けHDDの寿命を縮めないための対策


使用しないときは電源をオフに
テレビの連続録画等で使用しない限りHDDを使用しない時は、必ず電源をオフにしましょう。
使用後にしばらく経ってから自動的にスリープモードに入る製品もありますが、できれば手動で電源を切ることをお勧めします。
定期的なバックアップとクローン作成
万が一の故障に備え、データを定期的にバックアップしましょう。
後述しますが重要なデータは複数の媒体に保存しておくことで、更なる安心を得られます。
環境に応じた設置
直射日光が当たる場所や湿度の高い場所に設置しないようにしましょう。
また、ほこりの多い場所も避けることが重要です。
外付けHDDは半年に一回起動しよう


外付けHDDを使用しない時は電源を切るとデータの長持ちはしますが、完全に放置する事もデータ破損のリスクが高まります。
半年、長くても1年に一回は外ぢけHDDを起動してデータの確認をしましょう。
一般に外付けHDDの寿命は3年から5年と言われていますが、僕が所持しているバッファローの外付けHDDは購入してから10年以上データのやりとりができています。



さすがに危ないのでメインのデータ保存先として使ってはいませんが


大事なデータを失わないために


外付けHDDは消耗品です。
壊れることを前提として、定期的に違う外付けHDDに保存し直すと、データの永久損失のリスクが減ります。
自分は5年をめどに、新しい外付けHDDを購入してデータを移し替えています。
また外付けHDDは初期不良が購入してから1年後に壊れたなど、本当にあるので、予備としてクラウド上にも貴重なデータを保存していると安心です。
クラウドのサービスはドロップボックス、Googleドライブなどがありますが、無料プランだとドロップボックスが2GB、Googleドライブが15GBと容量が物足りないです。
Googleドライブは月額240円払うと、100GBに容量が増やせるので私はそちらに特に貴重なデータを保存しています。



個人アカウントの場合、2年放置すると削除対象になるので注意


外付けHDDをつけっぱなしにするのは要注意!まとめ
外付けHDDは便利なツールですが、つけっぱなしにしておくと寿命を縮めるリスクがあります。
定期的な電源オフ、バックアップの徹底、熱対策などを行うことで、安全かつ長期間にわたってHDDを利用することができます。
データを守るためにも一手間かけて最適な運用を心がけましょう。


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