最近、職場で同僚の体臭や香水の匂いが気になって仕事に集中できないという声が増えてきました。
このような状況は「スメハラ(スメルハラスメント)」と呼ばれ、適切な対策が求められています。
放置しておくと、頭が痛い、仕事に集中できない等、仕事に支障が出てきます。
しかしこの問題は非常にデリケートな問題で、場合によっては臭いの元である相手を傷つけてしまう場合があるので解決は容易ではありません。
相手が自分の臭いに気づいてない場合もあります
原因である同僚に指摘して改善してもらうのが1番ですが、誰だって悪者になりたくありませんよね?
誰かが指摘することを待っていても、改善は期待できないでしょう。
この記事では、スメハラの原因とその解決策について詳しく解説します。
スメハラの原因とは?
スメハラは原因はさまざまあります。
体臭
汗そのものは無臭ですが、肌のバクテリアと混ざることで独特な体臭が発生します。
1番きついのは夏場のワキガですね。
梅雨の時期は頭痛がするほど悩まされる事もあります。
部屋の臭いなどは慣れたりしますが、体臭に関しては慣れるのが難しいので、対策が必要です。
香水やコロンの過剰使用
良かれと思って使用した香水が、他人にとっては強すぎる場合があります。
香りは人によって好みが異なるため、注意が必要です。
こちらは比較的問題解決はしやすく、相手が常識的な人物なら、指摘するとすんなりと香水の量を控えてくれます。
比較的仲の良い人物や上司を通して、話してもらうと問題がスムーズに解決しますよ。
服からの匂い
洗濯不足や湿気が原因で、衣類から不快な匂いがすることがあります。
また、柔軟剤や洗剤の香りが強すぎる場合もあります。
口臭
口内のケア不足や、特定の食品、または健康状態が原因で口臭が発生することがあります。
タバコとコーヒーの組み合わせは口臭が発生しやすいので、ガムを差し入れするなどのケアがさりげないケアが大切です。
スメハラのセルフチェック
まず他人の臭いを気にする前に自分が臭っていないか確認をしましょう。
実は臭いの元は自分だったという事になったら最悪です。
自分の体臭に違和感を感じたら、必ず対応をしてください。
体臭ケア
デオドラントや制汗剤を使い、定期的にシャワーを浴びましょう。
衣類も清潔に保つことが重要です。
口内ケア
定期的な歯磨きや、口臭予防のガムやスプレーを使いましょう。
スメハラへの対策法
スメハラはデリケートな問題ですので、対策は慎重に行うことが大切です。
防臭マスクをつける
相手を傷つけず、さりげなく対策できるので、個人的におすすめな方法です。
コロナ禍以降も常にマスクをしている人も未だにいるので、不自然に思われにくいのがポイント。
活性炭蒸れにくく、アンモニア臭、酢酸臭を99%以上カットしてくれます。
職場環境の改善
職場の換気を良くすることで、臭いの拡散を防ぐことができます。
エアフレッシュナーや空気清浄機の使用もさりげなく提案する事も効果的です。
相手の香水が臭い場合、職場での香水使用ガイドラインの作成を職場に提案するなどの対策が有効です。
コミュニケーション
微妙な問題ではありますが、信頼できる場合は、直接優しく伝えるのも方法です。
この場合は個別で話し、相手を傷つけない言葉選びを心がけてください。
きつい役目ですが、誰かがやらないといけません
こちらの記事では相談する相手について解説しています。
管理職や人事部への相談
改善が見られない場合は、管理職や人事部に相談することも選択肢の一つです。
職場全体の問題として取り上げてもらうことで、組織としての対応策が考えられる可能性があります。
職場の臭い人に耐えられない!これってスメハラ?
スメハラは非常に繊細な問題です。
しかし苦手な臭いを放置していると、業務に支障がでるばかりか、気持ち悪さから健康被害に発展します。
適切に対処することで職場環境を改善する事ができます。
まずは自分自身の衛生管理から始め、周囲との協力を得ながら、皆が気持ちよく働ける環境づくりを目指しましょう。
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