「部下を叱責したら、キレられた!」
「つい感情的に怒ったら、辞表を提出された」
そんな悩みを抱えていませんか?
現代は上の立場の人間だからといって、頭ごなしに叱れば良いという時代ではありません。
むしろ、 部下に怒鳴ったり、感情的に接したりすることは、逆効果になる可能性が高い と言えるでしょう。
部下が求めているものは厳しい言葉ではなく、頼り甲斐がある業務を手伝ってくれる上司なんです!
苦労を分かち合って欲しいんだよね
この記事では、部下に怒られてしまう上司の特徴とその原因を分析し、より良い関係を築くための具体的な対処法をステップに分けてご紹介します。
なぜ部下に怒られたのか? その原因を冷静に分析する
まずは、部下に怒られた原因を冷静に分析することが重要です。
よくある原因としては以下のようなものが挙げられます。
指示が不明確・一方的
何を、なぜやるべきなのかが伝わっていない指示を出していませんか?
これまで上手く業務がまわっていたのは、上司が優秀だからでなく、優秀な上手く対処していたからかもしれません。
「○○まで、○○をしろ」など、目標だけを設定して、過程の部分を部下に任せっきりだと部下のストレスもたまります。
能力がない上司の典型です。
フィードバック不足・評価の不公平感
部下の頑張りを見ていない、正当に評価していないと思われていませんか?
人は叱られるより褒められることの方がやる気がでます。
部下のミスは責めるけど、褒める事はほとんどない上司も多いです。
感情的な態度・言葉
感情的に怒鳴ったり、人格を否定するような発言をしてしまうことはありませんか?
「昔は俺も上司によく怒られた」と昔を引き合いに出しても、現在だとパワハラと見られる行為です。
責任転嫁・丸投げ
自分のミスを部下のせいにしたり、責任を押し付けてしまう上司は信用されません。
責任を一切取らない責任者など、部下にとっては不幸としか言いようがありません。
プライベートへの干渉
仕事以外のことに口出しをする上司もうざがられます。
若い世代だと、特にプライベートは干渉されたくないのです。
しかしお互いに信頼関係があれば問題ありません。
時代遅れの価値観の押し付け
現代の若者の考え方や価値観を理解しようとしない上司です。
「残業が多い = 頑張っている」と考えてるシニア層はまだまだいます。
また何か問題があると「今度飲みに行こう」と誘う上司もいますが、こちらも歓迎されない場合があります。
若い世代はお金も大事ですが、仕事をさっさと終わらせて自分の時間を大切にしたいのです。
自己反省を行う
部下と話し合う前に、自身の行動や言動を振り返ってみましょう。
自分の落ち度を考える
部下とのコミュニケーションにおいて、何が原因だったのか心当たりはありますか?
最近のプロジェクトや業務の指示に不備がなかったか、再確認をしてみましょう。
そして、自分がどのように行動していたら部下が怒らなかったか、明確にすることが大事です。
問題の大部分は部下に方にあると思っていても、上司としての落ち度を再度考えてみてください。
自己改善に努める
リーダーシップやパワハラ関するセミナーや研修に参加し、自分自身の知識やスキルを向上させることも重要です。
自分一人で改善しようとしても限界があるので、外部サービスを利用することも方法の一つです。
部下の言い分をしっかり聴く
原因を分析する上で重要なのは、 部下の言い分をしっかり聴くことです。
反論したくなったり、言い訳をしたくなるかもしれませんが、まずは 相手の立場に立って、共感を持って耳を傾けましょう。
「なぜそう思ったのか」「どうすれば良かったと思うか」などを具体的に質問することで、部下の本音が理解できるはずです。
第三者の意見を求める
部下以外の同僚や上司に相談し、客観的な意見を求めるのも一つの方法です。
自分は間違っていない!と思っていても、周りはそう思っていないかもしれません。
他人から指摘される事で、初めて気付く事も多いのです。
違う視点からのフィードバックは、新たな気づきを提供してくれます。
自分でなんでも決める上司は、これが1番難しい
自分の非を認め、素直に謝罪する
部下の言い分を聴き、自分の非があると感じたら、 素直に謝罪しましょう。
自分に非があると感じたら、悪かった部分を明確にしましょう。
そこを自覚して謝罪しないと、「この上司は何もわかっていないと」「ダメだこいつ」と、部下に愛想を尽かされます。
「○○の時の言い方が悪かった」「○○の配慮が足りなかった」など、具体的に謝罪することで、部下もあなたの誠意を受け取ってくれるはずです。
ただ謝ればいいわけじゃないよ
部下と今後について話し合う
謝罪の後には、 未来に向けてどのように関係を改善していくか を話し合いましょう。
「これからは〇〇するように心がける」「何かあればいつでも相談してほしい」など、具体的な行動指針を示すことが重要です。
とりあえず謝ったから終わりにはしないでください。
部下が再びキレた時は、確実に辞表を持ってくるでしょう!
場を収めようとするだけの謝罪は部下に見ぬかれます。
行動で示す
改善策を話し合った後は、 必ず行動で示しましょう。
言葉だけで行動が伴わなければ、部下からの信頼は得られません。
日々のコミュニケーションや仕事の進め方の中で、 部下へのリスペクトを忘れずに接する ことを意識しましょう。
部下にキレられた!上司のための冷静な分析と具体的な対処法 まとめ
部下に怒られることは、決して恥ずべきことではありません。
むしろ、自分自身を見つめ直し、成長するチャンス と捉えることができます。
ここで自分の問題部分を自覚しないと、同じような事は何度も起こります。
今回ご紹介したステップを参考に、部下との信頼関係を築き、より良い関係を築いていきましょう。
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